先日、特別養護老人ホーム引田荘で、心温まる世代間交流イベントが開催されました!取り壊し予定の施設内の壁を大きなキャンバスに見立て、地域の子どもたちとご利用者様が一緒にお絵描きを楽しみました。この素敵なイベントの様子は、8月23日の四国新聞にも掲載されました。


未来へつなぐ、巨大壁画アート
このイベントは、引田荘が東かがわ市社会福祉協議会様、そして地域子育て支援拠点「東かがわこどもひろば」様と共催したものです。市内の未就学児から小学生までの子どもたちと保護者の方々、総勢30名が参加してくれました。
最初は少し緊張気味だった子どもたちも、広々とした壁を前に、水溶性クレヨンや色鉛筆を手に取ると、目を輝かせていました。動物や恐竜、お花や乗り物など、自由な発想で次々とかわいらしい絵が生まれていきます。子どもたちの楽しそうな声に誘われ、ご利用者様も制作に参加。「秋が近いから」と、赤とんぼやコスモスを描き加えたり、子どもたちに優しく話しかけたりと、施設内は温かい笑顔と会話で満たされました。



オレンジ色の花に込めた想い
壁には、東かがわ市が進める「オレンジ花壇プロジェクト」にちなんだ、オレンジ色のコスモスの花も飾られました。このプロジェクトは、認知症になっても住みやすい街づくりを目指す取り組みです。子どもたちとご利用者様が一緒に作り上げたこのアートは、まさに世代を超えた絆と、地域社会の温かさを象徴しているようでした。
参加した3歳の女の子は、「大好き なパイナップルを描いたよ!おじいちゃん、おばあちゃんが喜んでくれてうれしかった!」と、満面の笑みで話してくれました。


ご利用者様からも、「施設の中がにぎやかになって嬉しい」「一緒に描けて本当に楽しかった」といった喜びの声がたくさん聞かれ、私たち職員も胸が熱くなりました。
9月末には取り壊されてしまう壁ですが、ここに描かれたたくさんの笑顔と楽しい思い出は、参加してくださった皆様、そして私たち職員の心の中に、ずっと残り続けます。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!





